毎日がつらい人のための思考の癖の緩め方|80キロで「もういいや」と思う癖

毎日がつらい 思考の癖 緩め方|白黒思考から抜け出す小さな一歩 メンタルヘルス

体重が100キロになったことが、何度もあります。そして75キロまで戻したことも、何度もあります。

中間がありません。行ったり来たりの振り幅だけが大きいのです。

この記事では、そのゼロか百かという考え方が、私の生活をどう作ってきたかを書きます。

100キロと75キロを、何度も往復してきました

80キロで、もういいやになります

75キロを一生懸命キープしている時期があります。

そこでジャンクフードを食べて、仮に80キロになったとします。

その瞬間に、もういいや、となります。

そこからは止まりません。80で止めようとは思いません。まっすぐ100キロまで行きます。

5キロ増えただけの話です。冷静に見れば、そこで止めれば済みます。それなのに、失敗したという判定が出た途端、全部が終わったことになります。

100キロで、また始めます

そして100キロになると、体に悪いところが出てきます。

周りの目も気になり始めます。自信がなくなって、劣等感が強くなります。

そのときに、細かった頃の自分を何度も思い返して、急にダイエットを始めます。そしてまた75キロに戻ります。

これを繰り返してきました。

体重の話をしていますが、中身は考え方の話です。1つ崩れたら全部崩れた、と判定する癖です。

資格を10個以上取りました

5つも6つも、同時に勉強していました

これまでに、資格を10個以上取りました。

取り方も普通ではありません。1つずつ勉強するのではなく、5つも6つも同時に進めていました。

今月だけで試験が2回あって、来月にはまた別の資格の試験がある。そういう日々を、22歳から27歳あたりまで続けていました。

中小企業診断士、ビジネスの実務、会計、秘書検定、簿記検定、メンタル関係。ありとあらゆるものに手を出しました。

何の役にも立ちませんでした

たくさん勉強したこと、努力したこと自体には、尊いものがあったと思います。

ただ、正直に書きます。何の役にも立ちませんでした。

取った資格は紙切れになって、今はただのゴミです。

鎧をつけるように、資格で武装していました

なぜあんなに取ったのか。今なら分かります。

劣等感を埋めようとしていたのです。

そして、本当に向き合わなければいけないところを、自分でも気づかないくらい自然に避けていました。避けながら、鎧をつけるように資格を重ねていきました。

鎧は増えました。中身は何も変わりませんでした。

本当に使うべきだったのは、別のお金でした

今になって思うことがあります。

あのお金と時間を、人とのつながり方や、話し方や、自分の心を手当てすることに使っていたら、と。

カウンセリングでもよかったですし、引きこもりの相談でもよかったです。あの時期に、そちらへ投資していたら、今とはまったく違う人生だったかもしれません。

資格の勉強が悪いという話ではありません。私の場合は、向き合わないための手段になっていた、ということです。

何かを一生懸命やっているとき、それが本当に必要なのか、それとも別の何かから逃げるためなのか。ここは自分に聞いておいたほうがいいと思います。

中間を持てるようになったこと

未完成が当たり前だと考えるようになりました

今は、こう考えています。

すべての物事は、未完成であることが当たり前です。完成した瞬間に、また次の未完成が始まります。そしてまた完成へ向かう。それが延々と続くだけです。

そう思えるようになってから、未完成の状態が気持ち悪くなくなりました。

足すのではなく引く。飾るのではなく削る。そういう方向に少しずつ寄っていきました。

16時間から、6時間になりました

一番分かりやすい変化は、働く時間です。

以前は、1日16時間働くのが当たり前でした。15時間しか働かなかった日は落ち着きません。翌日に17時間働いて取り返そうとしていました。

今は、6時間しか働かなかった日でも、まあいいか、と思えます。

寝すぎた日も、それだけ疲れていたんだな、と自分に言えるようになりました。

前の自分なら、寝すぎた時点でその日は終わっていました。

お酒も、満たされていれば減ります

お酒についても、中間が持てるようになってきました。

心が満たされる出来事があると、量が自然に減ります。逆に何もない日は増えます。意志の強さの問題ではありませんでした。

そして、一度戻っても全部終わりではない、と思えるようになりました。戻ったなら、また離れればいい。以前の私なら、一度飲んだ時点で全部やり直しだと考えて、そのまま元に戻っていました。

ゼロか百かの正体

いろいろ並べてきましたが、全部同じ形をしています。

基準を1つでも下回った瞬間に、全部が失敗したことになる。そして、どうせ失敗したのだから一番下まで行こう、となる。

これは怠けではありません。むしろ逆で、基準が高すぎるから起きます。完璧を保とうとしている人ほど、崩れたときに一気に落ちます。

75キロを保っているときの私は、たしかに頑張っていました。頑張っていたからこそ、80キロが許せませんでした。

だから必要なのは、もっと頑張ることではありませんでした。80キロのまま生きていける自分を作ることでした。

おわりに

私が今やっているのは、毎日その日に良かったことを10個書くことだけです。5年以上続いています。

これがなぜ効くのか、最近わかってきました。10個も探すと、大きな出来事では足りません。どうでもいいような小さなことを拾うことになります。

つまり、良いか悪いかの2択ではないものを、毎日10個見つける練習をしていることになります。

ゼロか百かの癖は、たぶん一生消えません。今も、5キロ増えたら気分が沈みます。

それでも、そこから100まで行かずに済む日が増えてきました。今のところは、それで十分だと思っています。

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