リンクチェッカーで朝と夜にエラーが出る仕組みと誤検知を防ぐ調整方法

ワードプレスでリンク切れをチェックするプラグインを入れたのに、朝見るとエラーが出ていて、昼には消えている。
そんな経験はありませんか?
実は、これにはプラグインの動作の仕組みと、相手サーバーの状態が深く関わっています。
この記事では、リンクチェッカーがどのように動いているのか、なぜ時間帯でエラーの数が変わるのか、そして本当に必要な設定だけを残して無駄を削ぎ落とす方法をお伝えします。
目次
リンクチェッカーは決まった時間に動くわけではない
多くの人が誤解しているのは、リンクチェッカーが「毎日決まった時間に一斉にチェックを開始する」という思い込みです。
実際には、Broken Link Checkerのようなプラグインは、サーバーに負荷をかけないよう、バックグラウンドで数分おきに少しずつリンクを確認し続けています。
デフォルトでは72時間ごとに各リンクを再確認する設定になっていますが、これは「72時間後にまた見に行く」という意味であって、全リンクを一斉に調べるわけではありません。
💡 重要ポイント
プラグインは「決まった時間に一斉チェック」ではなく、「24時間ずっと少しずつチェック」している仕組みです。だからこそ、見るたびに結果が変わるのです。
バックグラウンドで静かに動き続ける仕組み
プラグインは、あなたがWordPressにログインしていなくても、サーバー側で自動的に「そろそろ数件チェックしよう」と少しずつ作業を進めます。
そのため、朝起きてダッシュボードを開いたときに「昨夜の間に何件かチェックが終わっていた」という状態になるのです。
これが、時間帯によってエラーの数が変わる理由の一つです。
作業キューの存在
設定画面に「6234個のURLが作業キューにあります」と表示されるのは、今まさにプラグインが順番待ちをしている状態を示しています。
このキューは一気に処理されるのではなく、サーバーの負荷を見ながら数件ずつ消化されていくため、結果的に24時間ずっと何かしらのリンクを調べ続けているような状態になります。
だからこそ、見るたびに結果が少しずつ変わるのです。
時間帯でエラーが増減する本当の理由
朝や夜にエラーが増えたり減ったりするのは、プラグインの動作タイミングだけが原因ではありません。
相手側のサーバーの状態や、ネット回線の混雑具合も大きく影響しています。
相手サーバーの負荷とメンテナンス
リンク先のサイトが、夜間にバックアップ作業を行っていたり、アクセスが集中して一時的に重くなっていると、プラグインは「応答がない=リンク切れ」と判断してしまうことがあります。
特に海外のサイトや、大手のニュースサイトなどは、時間帯によって応答速度が大きく変わります。
朝にエラーが出ていたリンクが、昼には正常に戻っているのは、相手のサーバーが落ち着いたからかもしれません。
📊 エラー増減の主な原因
| 時間帯 | 起こりやすい状況 |
|---|---|
| 深夜〜早朝 | バックアップやメンテナンス作業による一時的なダウン |
| 日中 | アクセス集中による応答速度の低下 |
| 夕方〜夜 | 海外サーバーの時差による負荷変動 |
タイムアウトの設定が短すぎる問題
デフォルトでは、プラグインは30秒以内に応答がなければ「リンク切れ」と判断します。
しかし、相手のサイトが少し重いだけで30秒を超えることはよくあります。
この設定を60秒程度に延ばすだけで、誤検知が大幅に減ることがあります。
設定画面で本当に触るべき3つのポイント
プラグインの設定画面には多くの項目が並んでいますが、実際に調整が必要なのはごく一部です。
ここでは、初心者でも迷わず設定できる「最低限これだけ」を絞り込みました。
一般タブでメール通知とnofollowを有効にする
「一般」タブでは、リンク切れが見つかったときにメールで知らせてくれる機能があります。
これにチェックを入れておくと、わざわざダッシュボードを開かなくても、エラーが発生した瞬間に気づけます。
もう一つ重要なのが「検索エンジンにリンクエラーをたどらせない(nofollow属性をつける)」という設定です。
これをオンにしておくと、リンク切れが検索エンジンの評価に悪影響を与えるのを防げます。
✓ 一般タブの必須設定チェックリスト
- ✓
リンク切れのメール通知を有効化 - ✓
nofollow属性の自動付与を有効化
高度な設定でタイムアウトを延ばす
「高度な設定」タブにある「タイムアウト」の秒数を、デフォルトの30秒から60秒に変更してください。
これだけで、相手のサーバーが少し重いだけで「リンク切れ」と誤判定される回数がぐっと減ります。
同じ画面にある「サーバー負荷の制限」も、現在の負荷が1.82と表示されているなら、3.0程度に設定しておくと、サーバーが混雑したときに自動で休憩してくれます。
含まれるリンクを探すで対象を絞る
「含まれるリンクを探す」タブでは、どこにあるリンクをチェックするかを選べます。
ここで「投稿」「固定ページ」「コメント」だけにチェックを入れ、それ以外(テンプレートやフォントフェイスなど)は外してください。
これにより、作業キューが大幅に減り、本当に大事な記事のチェックが早く終わるようになります。
⚙️ 推奨設定値まとめ
| 設定項目 | 推奨値 |
|---|---|
| タイムアウト | 60秒 |
| サーバー負荷の制限 | 3.0 |
| チェック対象 | 投稿・固定ページ・コメントのみ |
誤検知を減らすための調整方法
リンク切れの通知が来たとき、実際には問題がないのにエラーとして報告されることがあります。
これを防ぐための設定があります。
警告機能を有効にする
「一般」タブにある「警告」にチェックを入れると、1回繋がらなかっただけでは「エラー」にせず、まずは「警告」として扱ってくれます。
これにより、一時的な接続不良が「リンク切れ」として誤報される回数が減ります。
特に、相手のサーバーが不安定なサイトへのリンクが多い場合、この設定は必須です。
除外リストを活用する
もし、特定のドメイン(たとえばアフィリエイトリンク)が毎回エラーになって煩わしい場合は、「チェックするリンクの種類」タブにある「除外リスト」に、そのドメインを追加してください。
1行に1つずつ、チェックしたくないURLの一部を入力すれば、そのサイトへのリンクは無視されるようになります。
⚡ 誤検知を減らす2つの方法
- ① 警告機能の活用
1回の失敗で即エラーにせず、段階的に判断する - ② 除外リストの設定
問題ないのに頻繁にエラーが出るドメインを除外する
エラーが出た後にどう対処するか
プラグインがリンク切れを見つけたとき、どう対応するかは3つの選択肢があります。
リンクを修正する
最も基本的な対処法は、リンク先を正しいURLに書き換えることです。
Broken Link Checkerの「リンクエラー」ページでは、エラーが出ているリンクの一覧が表示され、その場で編集できるボタンが用意されています。
リンク先が移転しているだけなら、新しいURLに置き換えれば解決です。
リンクを削除する
もし、リンク先のサイトが完全に消滅していて、代わりのページも見つからない場合は、リンク自体を削除するのが適切です。
プラグインの画面から「リンク解除」を選ぶと、記事内のリンクがただのテキストに変わります。
一時的に無視する
相手のサーバーが一時的にダウンしているだけで、すぐに復旧する見込みがあるなら、「無視」を選んでしばらく様子を見るのも手です。
ただし、長期間放置すると読者がリンクをクリックしたときに困るので、定期的に再確認することを忘れないでください。
🔧 エラー対処の3つの選択肢
| 対処方法 | 適用場面 |
|---|---|
| リンク修正 | 移転先が判明している場合 |
| リンク削除 | サイトが完全に消滅している場合 |
| 一時的に無視 | 一時的なダウンと判断できる場合 |
おわりに
リンクチェッカーが時間帯でエラーを出したり消したりするのは、プラグインの動作の仕組みと、相手サーバーの状態が複雑に絡み合っているからです。
設定を少し調整するだけで、誤検知を減らし、本当に必要な通知だけを受け取れるようになります。
プラグインに任せきりにするのではなく、仕組みを理解した上で使いこなせば、サイトの信頼性を保ちながら、無駄な作業を減らせます。
エラーが出たときに慌てるのではなく、冷静に原因を見極めて対処していきましょう。



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