テクニカルチャートの見方入門|株の基礎用語と指標を初心者向けに徹底解説
株の売買タイミングを見極めるための必須知識を学びましょう
「株を始めてみたいけれど、画面に並ぶチャートや専門用語を見ただけで挫折しそう…」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、プロの投資家も最初からすべてを知っていたわけではありません。重要なのは、「どの指標が、投資家のどんな心理を表しているのか」という本質を掴むことです。本記事では、初心者の方がまず押さえるべきテクニカルチャートの基本用語を、どこよりも丁寧に解説します。この記事を読み終える頃には、無機質なチャートが「投資家の心の声」として聞こえてくるはずです。
1. RSIとは?投資家の「過熱感」を数値化する基本指標
RSIの意味と「逆張り」での使い方
RSI(Relative Strength Index:相対力指数)は、現在の相場が「買われすぎ」か「売られすぎ」かを0~100%の数値で表すオシレーター系指標の代表格です。
- 70%以上:買われすぎ(そろそろ下がるかも?)
- 30%以下:売られすぎ(そろそろ上がるかも?)
このように、相場の行き過ぎを判断して「そろそろ反対方向に動くはずだ」と予測する「逆張り」の戦略に非常に適しています。投資家の心理が数字として見えるため、冷静な判断を下すための強力な盾となります。
RSIを過信してはいけない「ダマシ」の存在
ただし、初心者が陥りやすい罠があります。それは、強い上昇トレンドが発生しているときです。相場の勢いが強すぎると、RSIが70%を超えたまま(買われすぎの状態のまま)、株価だけがスルスルと上がり続けることがあります。これを「指標の張り付き」と呼び、安易な空売りは大きな損失を招く恐れがあります。
💡 成功のアドバイス:RSI単独で決めるのではなく、移動平均線や出来高など、他の指標と組み合わせて「多角的」に判断するのがプロの鉄則です。
2. RCIの仕組み|RSIとの違いと使い分けのコツ
RCIで見抜く「時間の経過」と「価格」の相関
RCI(Rank Correlation Index:順位相関指数)は、少し高度な指標ですが、マスターすると非常に強力です。これは「日付の順位」と「株価の順位」がどれくらい一致しているかを計算したものです。
簡単に言えば、「時間が経つにつれて、着実に株価が上がっているか(または下がっているか)」という勢いの継続性を測る指標です。+80%以上で強い上昇、-80%以下で強い下落トレンドと判断します。
RSIとRCI、どっちを使えばいい?
この2つの使い分けは、あなたの投資スタイルによって決まります。
| 指標 | 得意な場面 | 考え方 |
|---|---|---|
| RSI | レンジ相場(逆張り) | 価格の振れ幅に注目 |
| RCI | トレンド相場(順張り) | 時間の流れとの相関に注目 |
3. 相対取引(あいたいとりひき)|市場を通さない裏側の仕組み
通常、私たちが株を売買するときは証券取引所(東証など)を介しますが、相対取引は違います。これは、売り手と買い手が「1対1」で直接交渉し、価格や数量を決める取引方法です。
なぜわざわざ直接取引するのか? それは、数百億円規模の巨大な注文を市場に出してしまうと、その注文自体が株価をパニック的に暴騰・暴落させてしまうからです。大口投資家や企業は、市場を混乱させないために、水面下で静かに取引を成立させる必要があるのです。私たち個人投資家が直接行うことは稀ですが、ニュース等で見かける「第三者割当増資」などもこの一種と言えます。
4. IPO(新規公開株)|大きな利益を狙えるチャンスとリスク
IPO(Initial Public Offering)は、未上場企業が初めて証券取引所に上場し、誰でも株を買えるようにすることを指します。投資家の間では「宝くじのような投資」として非常に人気があります。
IPO投資の魅力と現実
最大の魅力は、上場前に決まる「公募価格」で株を購入し、上場直後の「初値」で売ることで、数日で数十万円の利益が出るケースがあることです。しかし、人気が集中するため抽選倍率は非常に高く、なかなか当たらないのが現実です。また、最近では初値が公募価格を下回る「公募割れ」というリスクも増えており、企業の将来性を慎重に見極める目(ファンダメンタルズ分析)が必要になっています。
5. アイランドリバーサル|トレンド転換の強力なサインを見逃すな
最後に、視覚的に分かりやすい「勝負のサイン」をご紹介します。それがアイランドリバーサル(孤島反転)です。
どのような形か?
- 窓(大きな隙間)を開けて急騰する
- 数日間、高い位置で停滞する
- 再び窓(隙間)を開けて急落する
この動きによって、高値圏のチャートがぽつんと「孤島」のように取り残されます。これは「そこで買った人全員が含み損を抱えた」という絶望的なサインであり、その後は強い下落トレンドに変わる可能性が非常に高いとされています。



コメント