遺伝子で人生は決まるのか?
親から子へ受け継がれる「外見・能力・病気」の真実
今日は遺伝子で、自分の人生や子供の人生が決まってしまうのかについて考えていきたいと思います。
「勉強ができる」「スポーツができる」その他にも様々なことに遺伝子が関わってきます。
一喜一憂することなく、遺伝子がどういうものなのかこれから見ていきましょう。
1. 容姿などの外見的遺伝
親の背格好や顔立ちが子供に似るのは、私たちが最も日常的に感じる遺伝の力です。
具体的にどの程度の割合で受け継がれるのでしょうか。
外見的遺伝のポイント
- 身長:約8割が遺伝によって決定します。
- 顔つき:一般的に「男の子は母親」「女の子は父親」に似やすい傾向があります。
- 耳・歯並び:耳の形や難聴の可能性、歯並びのガタつきも遺伝的要素が強いです。
2. 性格などの内面的遺伝
「性格は育て方次第」と思われがちですが、実は内面的なポテンシャルも遺伝子の影響を大きく受けています。
| 項目 | 遺伝の影響率(目安) |
|---|---|
| 知能・学習能力 | 約 70% |
| 運動能力 | 約 66% |
| 性格(気質) | 約 50% |
3. 病気の遺伝と「環境要因」
病気や障害については、遺伝子だけでなく「環境要因」が複雑に絡み合っています。
特に発達障害(自閉症スペクトラムやADHD)については、以下の要素が影響を及ぼすと言われています。
環境要因によるリスクの例
■ 自閉症スペクトラムに関わる要因:
妊娠初期の喫煙、栄養素(ビタミン等)の不足、高齢出産、妊娠週数、帝王切開、夏の妊娠、生殖補助医療など。
■ ADHDに関わる要因:
母親の喫煙・飲酒、幼児期の強いストレスなど。
※ADHDの遺伝子は、そうでない遺伝子に比べ最大10倍遺伝する確率が高いという研究もあります。
【気になる疾患と遺伝の相関一覧】
| 疾患名 | 遺伝と環境の傾向 |
|---|---|
| うつ病 | 遺伝よりも環境ストレスの問題が大きい |
| 統合失調症 | うつ病と比較すると遺伝の確率が高い |
| 糖尿病(2型) | 親が2型の場合、発症率は3〜4倍に上昇 |
| 高血圧 | 30%〜50%が遺伝。塩分、肥満、運動不足も重大要因 |
| アレルギー | 親がアレルギーでも必ず子がなるとは限らない |
| がん | 「がんになりやすい体質」は遺伝するが、直接遺伝はしない |
まとめ:変えられるものに光を当てる
遺伝すると思われていたものも、案外生まれた後の環境によって決められてしまうということが、お分かりいただけたと思います。
遺伝は変えられない宿命かもしれませんが、それ以外の部分は環境の選択や自分自身の努力次第で改善することができます。
「変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を」
今日もありがとうございました。



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