
複数ブログからWordPressへ移行したときのドメイン管理とサーバー費用を見直す方法
複数のブログサービスからWordPressへ記事を移行すると、思わぬトラブルに遭遇することがあります。
投稿者名が複数のアカウントに分散してしまったり、気づかないうちにドメインを複数契約していたり、サーバー費用が二重に発生していたりと、整理すべき課題は山積みです。
この記事では、実際の移行作業で起こりがちな問題とその解決方法を、具体的な手順とともに紹介していきます。
目次
WordPressで投稿者名が複数に分かれてしまう理由
複数のブログサービスから記事をインポートすると、投稿者名が意図しない形で複数のユーザーに割り当てられることがよくあります。
はてなブログ、note、FC2ブログ、ライブドアブログなど、それぞれ異なるプラットフォームから記事を持ってくると、WordPressは各ブログの投稿者情報をそのまま新しいユーザーアカウントとして認識してしまうからです。
・インポート時にユーザー名が自動生成される仕組み
WordPressにブログをインポートする際、システムは各記事に紐づいている投稿者情報を読み取ります。
noteで使っていたユーザー名と、はてなブログで使っていたユーザー名が異なる場合、WordPressはそれを別人として扱い、それぞれ独立したユーザーアカウントを作成します。
この結果、あなた一人が書いた記事なのに、投稿者が「生きづらさ」と「生きづらさ分析」のように複数存在する状態になってしまいます。
インポート作業を何度も繰り返したり、異なるツールを使ったりすると、さらに多くのユーザーアカウントが生成されることもあります。
気づいたときには、投稿一覧で投稿者をフィルタリングしても、自分の記事が複数の名前に分散していて管理が煩雑になっているという状況に陥ります。
・ユーザー権限と表示名の違いが混乱を招く
WordPressには「ユーザー名」と「表示名」という二つの概念があり、この違いを理解していないと、投稿者名の統一作業が難航します。
投稿者を一括変更する際、管理画面のプルダウンメニューに表示されるのはユーザー名です。
あなたが希望する「生きづらさ分析」という名前が表示名として設定されているだけで、システム上のユーザー名として登録されていない場合、プルダウンには現れません。
この仕組みを知らないと、なぜ目的の名前が選択肢に出てこないのか理解できず、作業が進まなくなります。
投稿者名を一括で統一する具体的な手順
投稿者名が複数に分かれてしまった場合でも、WordPressの一括操作機能を使えば、すべての記事を一つのユーザーにまとめることができます。
この作業は非公開状態の記事に対して行うため、外部に影響を与えることなく安全に進められます。
・投稿一覧で対象記事を絞り込む方法
投稿者名を統一するには、まず変更したい記事だけを投稿一覧に表示させる必要があります。
WordPress管理画面の左メニューから「投稿」→「投稿一覧」に進むと、画面上部に「投稿者」というフィルター項目があります。
ここで、現在誤って割り当てられているユーザー名を選択し、「絞り込み」ボタンをクリックします。
絞り込みが完了すると、そのユーザー名で投稿された記事だけが一覧に表示されます。
noteからインポートした記事だけを表示させたい場合、noteで使っていたユーザー名でフィルタリングすれば、効率的に対象を絞り込めます。
・一括編集で投稿者を変更する操作手順
絞り込んだ記事一覧の上部には、「タイトル」の横にチェックボックスがあります。
このチェックボックスをクリックすると、表示されているすべての記事を一度に選択できます。
💡 重要ポイント:一括編集の流れ
- 一括操作メニューから「編集」を選択し「適用」
- 編集パネル内の「投稿者」プルダウンから正しいユーザーを選択
- 右下の「更新」ボタンをクリック
ここで選択できるのは、WordPress上に登録されている投稿権限を持つユーザーのみです。
希望する名前が表示されない場合は、そのユーザーの権限が「購読者」などになっている可能性があるため、先にユーザー設定で権限を「管理者」に変更しておく必要があります。
変更後は投稿一覧で「すべて」を表示させ、全記事が意図したユーザー名に統一されているか確認してください。
ドメインとサーバーの契約状況を確認する方法
ブログを運営していくうえで、ドメインとサーバーの契約状況を正確に把握しておくことは、費用管理の基本です。
特に、複数のサービスでドメインを取得してしまった場合、どのドメインがどのサービスで管理されているのかを明確にしないと、無駄な費用が発生し続けます。
・WordPress管理画面で現在使用中のドメインを確認する
まず、あなたのブログが実際にどのドメインで公開されているのかを確認します。
WordPress管理画面の「設定」→「一般」に進むと、「WordPressアドレス」と「サイトアドレス」という二つの項目があります。
この画面で表示されているドメインが、あなたがメインで使いたいドメインかどうかを確認してください。
WordPress上で設定されているドメインは、あくまで「このブログはこの住所で公開します」という宣言であり、そのドメイン自体がどこで契約されているかはこの画面ではわかりません。
・ConoHa WINGとお名前.comの管理画面で契約内容を調べる
次に、ConoHa WINGとお名前.comの管理画面にそれぞれログインし、契約しているドメインを確認します。
🔍 各サービスの確認箇所
- 1
ConoHa WING:「ドメイン」セクションにリストアップされているもの。サーバー特典の「永久無料ドメイン」が含まれていないかチェック。 - 2
お名前.com:「ドメイン一覧」を確認。自身で別途料金を支払って取得したドメインが表示されます。
費用を抑えるためのドメイン整理の判断基準
ドメインを複数持っている状態は、管理が煩雑になるだけでなく、無駄な費用を生み出す原因にもなります。
・使用中のドメインと未使用のドメインを分ける
WordPress管理画面で確認したドメインが、実際にブログで使用している「メインドメイン」です。
このドメインは、記事のURL、検索エンジンへの登録、外部からのリンクなど、すべての基盤となっているため、絶対に手放してはいけません。
| ドメインの状態 | 判断基準 | 推奨アクション |
|---|---|---|
| 使用中 | WordPressのサイトアドレスと一致 | 契約継続・自動更新ON |
| 未使用 | 将来的に使う予定がない | 自動更新OFF・解約検討 |
・ConoHa WINGの無料ドメインと有料ドメインの違い
ConoHa WINGのサーバー契約には、プランによって「永久無料ドメイン」が特典として付いてくることがあります。
この無料ドメインは、サーバー契約を継続している限り、ドメインの更新費用が一切かかりません。
もしあなたがConoHa WINGの無料ドメインを取得していても、実際にWordPressで使用しているのがお名前.comで取得したドメインである場合、ConoHa WINGの無料ドメインは実質的に使われていないことになります。
ConoHa WINGとお名前.comの使い分けと解約手順
ドメインとサーバーの契約を整理するには、それぞれのサービスの役割を理解し、費用対効果を考えて最適な構成を選ぶ必要があります。
・ConoHa WINGでドメインとサーバーを一元管理する利点
ConoHa WINGは、サーバーとドメインを同じサービス内で管理できるため、初心者にとって非常にわかりやすい構成です。
サーバー契約時に無料ドメインを取得していれば、ドメインの更新費用を別途支払う必要がなく、管理画面もひとつにまとまっているため、契約状況の確認や設定変更が簡単に行えます。
・お名前.comで取得したドメインの自動更新を停止する手順
お名前.comで取得したドメインを今後使わない場合、自動更新を停止しておくことが重要です。
自動更新がオンになっていると、更新期限が来たときに自動的に費用が引き落とされてしまうため、気づかないうちに無駄な支払いが続くことになります。
🛑 自動更新停止の3ステップ
- お名前.com管理画面の「ドメイン一覧」を開く
- 対象ドメインの「自動更新設定」を確認
- 設定を「OFF」に変更し、完了画面を確認する
おわりに
WordPressへのブログ移行作業は、記事をインポートして終わりではありません。
投稿者名の統一、ドメインとサーバーの契約整理、費用の見直しなど、細かな調整作業を丁寧に行うことで、長期的に安定した運営基盤が整います。
🎯 今回のまとめ
使わないドメインに費用を払い続けるのは無駄ですが、メインドメインを誤って手放してしまうと、これまで積み上げてきた検索順位や読者からの信頼がすべて失われてしまいます。
契約状況を正確に把握し、必要なものだけを残す判断をすることが、費用を抑えながらブログを成長させるための第一歩です。
今回紹介した手順を参考に、あなたのブログ環境を整理し、次のステップである記事の公開準備に進んでいってください。




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